数学科リレー講座3日目

2013.08.21

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3日目の数学科リレー講座は兼子教諭による「球面幾何学」でした。
「球面上の二角形」や「三角形の内角の和が180°より大きい」など球面上での幾何を学びました。平面上では考えられないことが、球面の世界では考えられるということに興味をもった生徒が多くいました。
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<写真1:講義中の兼子教諭>
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<写真2:今回のテキストです>


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<写真3:一生懸命答えています>
【感想】
(中1D君)難しい内容だったけど、理解することができてよかった。これから習う数学の授業が楽しみになった。
(中3E君)球面幾何はとても難しかった。(特に面積)でも何となくわかったような気がする。面白かったです。ありがとうございました。
(高1F君)平面では「2本の直線では図形ができない」と当然のように考えていたが、球面上だと2角形ができると聞いて、目から鱗だった。2次元だと考えられないことが、3次元では起こる。ということは3次元で考えられないことが、もっと上の次元では起こり得ると考えると、ますます「次元」とか「非ユークリッド幾何」について興味がわいてきた。
(高2G君)非ユークリッド幾何の一つを学べ、平面のときとの違いや対応に美しさを感じて面白かった。
【担当した兼子教諭】
球面幾何そのものがほぼ勉強のやり直しで中1〜高2と幅広い年齢層に教える方法にはかなり苦労しました。しかし、三角比や微積分を使わずに初等的に説明するというのは、彼らが直観的に分かりやすいだけでなく、自分にとってもいい勉強になりました。
明日は「射影幾何」についてのお話です。楽しみですね。
(数学科)